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ジスロマックを使用する時に気をつけた方がいい併用禁忌とは

2020年03月19日
男性を診ている医者

多くの医薬品には、併用禁忌や併用注意となる医薬品が存在します。これらは、一緒に服用してしまうと効果が弱まったり、逆に強まって副作用のリスクが高まったりするため、複数の医薬品を一緒に服用する場合は必ず併用しても問題ないのかを確認することが重要です。クラミジアの治療薬であるジスロマックの場合、他の抗生物質と比べて飲み合わせの悪い薬が少なく、併用禁忌とされる医薬品はありません。しかし、併用注意とされる医薬品は存在するため、他の医薬品とジスロマックを併用する際は注意が必要です。

この医薬品と併用注意となる医薬品には何種類か存在しますが、代表的なものが制酸剤です。制酸剤とは、胃酸の出過ぎを抑える胃腸薬で、市販薬の中にも多く存在するため注意しましょう。ジスロマックと制酸剤を併用した場合、ジスロマックの最大血中濃度が低下するとされており、クラミジアに対する治療効果が得られにくくなってしまいます。つまり、ジスロマックを正しく服用していたとしても、制酸剤と併用することでクラミジアの治療が失敗するリスクが高まるということです。制酸剤を見分けるには、胃腸薬の成分表を確認する必要がありますが、水酸化マグネシウムや水酸化アルミニウムが含まれていた場合は制酸剤となります。市販の胃腸薬と併用する場合は、成分表を確認するか薬剤師に相談して、制酸剤を避けるようにしましょう。

制酸剤以外に併用に注意する必要がある医薬品としては、ワルファリン・ジゴキシン・シクロスポリン・メシル酸ネルフィナビルの4種類です。この中で、血栓症の予防に使用されるワルファリンと、心不全の治療薬であるジゴキシン、臓器移植の拒絶反応を抑えるシクロスポリンの3種類に関しては、ジスロマックと併用するとワルファリン・ジゴキシン・シクロスポリンの代謝が阻害されてしまいます。これにより、血中濃度が高まり効果が強くなりすぎることによって、副作用が現れる恐れが高まるため注意が必要です。また、抗HIVウイルス薬であるメシル酸ネルフィナビルと併用するとジスロマックの代謝が阻害されてしまい、下痢や吐き気などの副作用が現れやすくなるとされています。

これらの医薬品はジスロマックと一緒に服用してしまうと、治療効果が得られにくくなったり、副作用のリスクが高まったりする可能性があります。ただし、上記した併用注意とされる医薬品は、あくまで注意を払うべきものであって禁忌ではないため、併用できるケースもあります。しかし、素人が自己判断するのは非常に危険なので、ジスロマックの服用期間中や効果が持続している期間中に他の治療薬を服用する際は、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。